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遺伝子機能解析学分野

遺伝子機能解析学分野ではおもに「昆虫と微生物との共生関係」を研究しています。具体的には、シロアリが多種多様な腸内微生物と築いた共生関係によって木材を効率よく分解できるしくみ、植物液を吸うカメムシやセミの生存に必須な栄養素を与える共生微生物の進化、そしてそれらの共生微生物を体内で安定的に維持するために必要な共生器官の発生も研究しています。共生微生物の中には、冬虫夏草と呼ばれる寄生菌類の一部から必須共生菌に進化した例が発見されていますが、これも主な研究テーマの一つです。

 研究材料となるサンプルは場所を問わず様々なところから採集してきます。沖縄島を含む周辺の島々や本州、北海道、対象によっては海外にも遠征します。遺伝子機能解析学分野は、大学院理工学研究科海洋自然科学専攻(博士前期課程)および海洋環境学専攻(博士後期課程)に所属しています。研究は基本的にフィールドでサンプルを集め、ラボで昆虫飼育や培養、顕微鏡観察、タンパク質、遺伝子実験をする流れになります。沖縄を中心に野外調査とラボでの遺伝子実験の両方を実践したい方は、ぜひ話を聞きにきてみませんか。

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